白内障になりたくない人のメガネ「プリシス」

白内障になりたくない方,白内障の進行を抑えたい方,白内障手術後の視力が不安な方,白内障にかつメガネ「プリシス」があなたの視生活をサポートいたします。
白内障とは?

人は普段、眼の中の水晶体(レンズ)という部分を通してものを見ています。このレンズの部分が白濁したり、黒い濁りが生じるのが白内障と言われるものです。

症状としては、目が霞む・明るいところが眩しく感じる、メガネを調整しても視力が出ない、ものが2重に見えるなどがあります。
発症は45歳以上の方にみられ、80歳以上になるとほとんどの方が何らかのかたちで白内障を引き起こしていると言われますが、 進行の程度には個人差があり、手術が必要な方もそうでない方もおられます。
レンズが白濁する原因の大半は老化によって引き起こされるもので、髪の毛が白くなるのと同じような老化現象とされています。(この他、先天性や他の病気が原因となるものも一部あります)

白内障の予防

現在では、白内障(レンズの白濁)改善に効果のある薬剤はなく、進行を遅らせたり症状を改善するための根本的な治療は不可能とされています。
先進諸国の中で白内障に薬剤を処方しているのは日本だけですが、海外からの批判やマスコミの追及を受けて、 2003年6月、厚生労働省研究班が「有効性に関する十分な科学的根拠がない」と、科学的根拠を否定する発表をし、眼科の診療指針を見直すよう指導を行いました。 () しかし日本眼科学会からの反発などもあり、2012年時点では未だ白内障点眼薬への認可は取り消されておらず、効果の不明な点眼薬が『白内障の薬』として使われ続けている現状があります。

では、白内障にはどのように対処すればよいのでしょうか。
100年の歴史を誇り、病気とそれに対する措置の標準として世界に認知されている「メルクマニュアル」によると、 ただ「メガネの度数をこまめにあわせて必要視力を確保するように」とあるだけです。

進行してしまった白内障を治療するには、現在では目のレンズを入れ替える手術(白内障手術)が一般的で、簡易で安全な手術として認知されていますが、 自分の目にメスを入れることへ抵抗がある方も多いですし、合併症が懸念される場合、他の持病がある場合などは手術に不適合とされるケースもありえます。
また、手術をしたからメガネが必要なくなるわけではありません。人工の眼内レンズは人間の目と違って調節力がありませんので、ある一定の距離でしかピントがあいません。 そのため、メガネは必要になります。
この他、眼内レンズの装着位置が適切でなかったことや筋萎縮が原因で、術後に眼位ズレ(斜位)が発生する方などもおられます。 このような方にもメガネでの視力調整は必要不可欠となります。

白内障に克つメガネ『プリシス』

当店ではこれをさらに一歩進めて、白内障になりたくない人・白内障を克服するためのメガネー『プリシス』を調製しています。
それは、白内障の「予防」と「進行抑制」を追求し、最終的に手術をした後でも「術後の視生活を快適」にすることを目的としたメガネの調製のことで、 当店独自の技術と経験によってお作りします。

当店ブログにて白内障関連の連載がありますので、そちらもあわせてご一読ください。

※読売新聞2003年6月24日記事
「白内障 日本独自の点眼薬投与、科学的根拠なし 厚労省指針」
失明の原因となる白内障について、厚生労働省研究班が初の診療指針をまとめた。 手術を主要な治療に位置づける一方、広く使われている目薬や飲み物には「効果に関する十分な科学的根拠がない」と指摘した。 白内障の薬物治療は米国など先進諸国では行われておらず、日本の「薬漬け医療」の見直しが迫られそうだ。27日から京都で開かれる日本白内障学会で報告される。
白内障は、濁った水晶体を除去して人工の眼内レンズを入れる手術が根本的な治療法で、日本では年間80万件実施され、95%の人で視力が0.5以上に回復している。 一方、白内障の進行を抑える目的で目薬(成分名ピレノキシン、グルタオチン)や飲み薬(チオプロニン、パロチン)も多用されている。
研究班はこれらの薬について、過去の臨床試験データを検討したところ、症例数が少なすぎたり、評価方法に客観性が欠けていたり、信頼度の高い試験は殆ど無く、 有効性は十分証明されていないことがわかった。これらは日本独自の薬で、欧米の診療指針には薬物治療の項目がない。
ピノシキレン(商品名カタリンなど)の目薬は40年以上前に認可され、広く使われている薬で、薬局で買うこともできる。 指針は現場への影響を配慮し、「投薬を考慮してもよいが、十分な科学的根拠がないため、充分なインフォームドコンセントを得た上で使用することが望ましい」としている。 また、白内障予防薬として使われることのあるビタミンC,ビタミンE、ベータカロチンについては大規模試験で効果が認められておらず投与は推奨できなしとした。

多くの医療機関では患者は数週間ごとに通院、投薬を受けている。 研究班の茨城信博・日本医大千葉北総病院教授は「効果の不明な薬が、定期的に通院させるための手段として使われている実態が問題だ。白内障のあり方を考え直す必要がある」と話している。